パネルディスカッション①【スタートアップ×環境・エネルギー】

テーマ

環境エネルギー分野でイノベーションを起こしていくためには?
スタートアップが活躍するために、各プレイヤーの役割と共創の可能性に迫る!

セッション概要

菅首相の「2050 年までにカーボンニュートラルを達成」の発言を受け、環境エネルギー分野の動きは脱炭素社会の実現に向けて大きく加速しています。カーボンニュートラルを達成するためには、既存の技術やビジネスだけでは難しく、イノベーションを生み出すことが必要不可欠になってきます。

イノベーションはコラボレーションから生まれると言われます。起業家、事業会社、研究機関、投資家、行政など様々なプレイヤーが総力を挙げ取り組んでいくことが鍵となるのです。スピード感を持って社会課題解決に向けて革新的なソリューションを世に生み出し続けているスタートアップがその中心となることで、イノベーションの流れは加速していきます。

本セッションでは、エネルギー分野でイノベーションの創出に向けて、スタートアップ、事業会社、投資家、研究者としてそれぞれの立場で取り組んでいるスピーカーをお招きし、エネルギー分野のスタートアップの動向やスタートアップが活躍する環境を作っていくためには、また、それぞれの立場でどのようにスタートアップと関わり、脱炭素社会の実現に向けてスピード感を持ってイノベーションを推進していけるのか、議論していきます。

エネルギー × スタートアップはどんな可能性を秘めているのか、またこれからどんな盛り上がりを見せていくのか、エネルギー分野でのイノベーションに興味のある方は是非ご参加ください!

登壇者(50音順)

井口 和宏氏

株式会社シェアリングエネルギー 事業開発室長/エネルギーテック勉強会 共同創設者

慶應義塾大学SFC卒業後、株式会社アイアンドシー・クルーズに入社。日本最大のプロパンガス比較・切替サービス「enepi」や、新電力会社の立ち上げなど、主にエネルギー領域における新規事業開発に従事。その後、出資先であるシェアリングエネルギー社の設立に携わり、現職。分散電源のプラットフォーマーを志向する同社の事業開発を推進している。

出馬 弘昭氏

東北電力 事業創出部門 アドバイザー

大阪ガス、東京ガスを経て、東北電力などのアドバイザーを務める。大阪ガスではデータ分析・行動観察・オープンイノベーションなどを立上げ、5年前シリコンバレーでクリーンテック分野のビジネス開発を開拓。3年前東京ガスのシリコンバレーのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)立上げに参画。本年帰国し4月より東北電力の事業創出を支援するとともに、製造業の外部顧問なども務める。大阪をベースにテレワーク副業という新しい働き方にチャレンジ中。

高口 洋人氏

早稲田大学 理工学術院 建築学科・建築学専攻 教授

1970年 京都生まれ、大阪で育つ。1995年早稲田大学理工学部建築学科卒業、1997年同大学院理工学研究科修了。2002年博士(工学)取得。 早稲田大学助手・客員講師(常勤扱い)、九州大学特任助教授を経て2007年より早稲田大学准教授。2012年より現職。完全リサイクル型住宅や家庭用燃料電池の開発に従事。現在、住宅や建築物の省エネルギー対策、新エネルギーの導入促進に関する研究の他、民家再生活動などにも取り組む。著書に「完全リサイクル型住宅Ⅰ、Ⅱ」「地方都市再生の戦略」「都市環境学」「健康建築学」「 民家再生の実例」(いずれも共著)、「ZED Book」(共訳)」「エコまち塾(共著)」「Sustainable Houses and Living in the Hot-Humid Climates of Asia」など。

山口 浩一氏

株式会社環境エネルギー投資 マネージングディレクター/株式会社クリーンエナジーコネクト 代表取締役

東京電力にて長年、企画、新規事業開発・投資業務等を担当。2013年経営企画本部次長、2015年国際部長、2016年新成長タスクフォース事務局長。再生可能エネルギー事業関係会社のユーラスエナジー取締役、再エネ電力小売ベンチャーTRENDE株式会社代表取締役社長も歴任。

モデレーター

藤瀬 里紗氏

Venture Café Tokyo Program Manager/エネルギーテック勉強会 Director of Operation

University of Technology Sydney (Australia)にて理学博士を取得。サンゴ礁生態系の研究を通して、グレートバリアリーフでclimate changeの影響を目の当たりにしてきた。クリーンエネルギーやクリーンテクノロジーにシフトし持続可能な社会を形成することはclimate changeに立ち向かい、サンゴ礁を含む地球の貴重なリソースを保全することにつながっていくため、 博士課程修了後はオーストラリアのエネルギーテックスタートアップのアクセラレーター(EnergyLab)にて新規ビジネス立ち上げやスタートアップエコシステムの構築・運営に従事。 日本帰国後はG20 Global Summit(2019)の企画・運営に参画。Crewwにてイノベーティブな新規事業の立ち上げ経験を実践を通して身に着けることのできるプロジェクトの立ち上げに従事。その後、現職。