省エネルギー行動研究会は、省エネルギー行動を主題としたコンファレンスである「BECC JAPAN 2016」を、平成28年9月6日(火)に慶應義塾大学三田キャンパス南校舎にて開催しました。本コンファレンスでは、東京大学大学院 情報理工学研究科 江崎浩教授による基調講演に加えて、各分野の専門家から最新知見に関する14件の口頭発表、14件のライトニングセッション発表及び14件のポスター発表を行っていただき、企業や官公庁・自治体、大学・研究機関など幅広い分野から合計232名に参加いただきました。また翌7日(水)には、皇居外苑「楠公レストハウス」の施設見学会も開催され38名に参加いただきました。
※当日の配布資料(プログラムなど)はこちらをご覧ください⇒BECC JAPAN 2016配布資料
当日の発表資料は以下からダウンロードしてください。
なお、公表資料につきましては一部非公開または当日発表の資料と異なるものがありますことをご了承下さい。
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発表資料
基調講演
基調講演 |
「IoTと省エネ行動」~節電対策を攻めの投資とするには!~
東京大学大学院 情報理工学系研究科 教授 江崎 浩 |
口頭発表セッション1A: 「省エネルギー行動と意思決定」
司会: 杉浦 淳吉(慶應義塾大学 文学部 教授)
1A-1 |
省エネ行動の実践度と省エネ機器の選択における意思決定
○ 天野 晴子(日本女子大学 家政学部 教授) |
1A-2 |
新築戸建て住宅における住宅設備・性能の導入に関する研究
-施主の属性と住宅取得時の選択影響要因を観点に- ○ 前 真之(東京大学 工学部建築学科 准教授) |
1A-3 |
新築マンション居住者に対する入居前後のアンケート調査結果
-家庭内における省エネルギー行動と意識に関する研究 その1- ○ 坊垣 和明(東京都市大学 名誉教授) |
1A-4 |
省エネ行動を実施していない理由は? -都民に対するアンケート調査結果-
○ 諏佐 あゆみ(公益財団法人東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター) |
口頭発表セッション1B: 「家庭における省エネルギー行動変容促進策」
司会: 団栗 知男(省エネルギー行動研究会)
1B-1 |
ホームエネルギーレポートによる消費者の意識・行動の変容と省エネルギー効果:
日本初のホームエネルギーレポート大規模実証試験から ○ 平山 翔(株式会社 住環境計画研究所 主任研究員) |
1B-2 |
日々の生活行動の違いに着目した省エネアドバイス実証
○ 小澤 暁人(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 研究員) |
1B-3 |
デマンドレスポンスによる需要家行動の経時変化に関する考察
○ 辻本 将晴(東京工業大学 環境・社会理工学院 准教授) |
1B-4 |
室内外環境の見える化システム構築に関する研究
○ 中島 裕輔(工学院大学 建築学部 教授) |
口頭発表セッション2A: 「省エネルギー行動啓発の実践方法」
司会: 三神 彩子(省エネルギー行動研究会)
2A-1 |
省エネ行動の普及に向けたゲーミング・シミュレーションの開発と展開
○ 杉浦 淳吉(慶應義塾大学 文学部 教授) |
2A-2 |
外食など中小規模チェーンにおける省エネルギー行動を伴う運用改善の実践と継続について
○ 長島 守(株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ エネルギーリテラシー推進室 室長) |
2A-3 |
省エネルギー行動を誘発するPOPの効果
○ 糸井川 高穂(宇都宮大学 地域デザイン科学部 助教) |
ライトニング発表セッション2B: 「政策・消費者意識・教育」
司会: 天野 晴子(日本女子大学 家政学部 教授)
2B-1 |
省エネルギー対策におけるリバウンド効果と日本への示唆
○ 向井 登志広(電力中央研究所 社会経済研究所 主任研究員) |
2B-2 |
政府の省エネ予算は適切に使われているか-日米の予算比較と行動変容プログラムへの示唆-
○ 木村 宰(電力中央研究所 社会経済研究所 主任研究員) |
2B-3 |
函館山の夜景LED化サポート意思額の規定因:環境配慮行動からのアプローチ
○ 小林 翼(北海道大学大学院 文学研究科 修士) |
2B-4 |
地球温暖化についての政府と生活者との間のコミュニケーションのこれからの方向性
-有識者座談会の結果報告- ○ 小山田 和代(みずほ情報総研株式会社 環境エネルギー第1部) |
2B-5 |
家庭における親子の省エネルギー意識・行動の実態に関する研究
○ 高田 宏(広島大学大学院 教育学研究科 准教授) |
2B-6 |
日本型省エネ教育モデルとしての『省エネ行動スタートBOOK』の開発
○ 松葉口 玲子(横浜国立大学 教育人間科学部 教授) |
2B-7 |
エネルギー環境教育から見る省エネ教育のあり方-次世代に向けたエネルギー環境教育を通して-
○ 庄司 武(東京ガス株式会社 学校教育情報センター 所長) |
口頭発表セッション3A:「事業所における省エネルギー行動変容促進策」
司会: 坊垣 和明(東京都市大学 名誉教授)
3A-1 |
人工知能(AI)アルゴリズムを用いた省エネアドバイスの自動生成に関する考察
○ 熊沢 拓(ミツイワ株式会社 マーケティング本部) |
3A-2 |
中小事業所向け省エネドバイス自動生成ツールの改善検討
○ 小松 秀徳(電力中央研究所 システム技術研究所 主任研究員) |
3A-3 |
オフィスビルを対象にしたBEMSのADRの効果実証について
○ 牛房 義明(北九州市立大学 経済学部 准教授) |
ライトニング発表セッション3B: 「HEMS・デマンドレスポンス・住宅選択・ICT」
司会: :前 真之(東京大学 工学部建築学科 准教授)
3B-1 |
HEMSデータを活用した家庭用エネルギー診断の効果
○ 八木田 克英(東京大学 生産技術研究所 エネルギー工学連携研究センター) |
3B-2 |
大規模電力消費実態データの分析-1万5千軒の住宅HEMSデータの分析結果に基づく電力消費分析-
○ 本田 智則(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 主任研究員) |
3B-3 |
住宅を対象としたデマンドレスポンスの実証実験
○ 田中 洋一(東邦ガス株式会社 商品開発部 課長) |
3B-4 |
時間帯別料金によって家電利用行動は変化するのか?-調査観察データによる行動変容分析-
○ 西尾 健一郎(電力中央研究所 社会経済研究所 主任研究員) |
3B-5 |
環境性能を有する住宅の選択と居住者満足に関する研究-スマート住宅の受容可能性についての社会心理学的考察-
○ 鷲津 明由(早稲田大学 社会科学総合学術院 教授) |
3B-6 |
設計者と施主の環境意識共有のためのコンテンツ作成
○ 新冨 凌汰(東京大学大学院 工学系研究科 修士) |
3B-7 |
大阪ガスにおける業工用省エネICTサービスの取り組み
○ 木村 浩康(大阪ガス株式会社 エネルギー事業部 ビジネス開発部 ESPチーム 課長) |
ポスター発表セッションA
1A |
日常生活における背景的価値観・意識構造と電力消費量の関係
○ 大塚 彩美(横浜国立大学大学院 環境情報学府 修士) |
2A |
食器洗浄に関する情報提供の意識・行動変容効果
○ 荒木 葉子(新渡戸文化短期大学 生活学科食物栄養専攻 准教授) |
3A |
中学生の食生活に関する省エネ教育による意識・行動変容効果
○ 奈良 英代(藤女子中学校・高等学校 技術・家庭 家庭科教諭) |
4A |
実験集合住宅NEXT21における省エネライフスタイルの変容に関する研究
○ 志波 徹(大阪ガス株式会社 リビング事業部 計画部 技術企画チーム) |
5A |
停電時自立システムの実証試験結果(NEXT21実証試験)
○ 平井 友之(大阪ガス株式会社 エンジニアリング部 係長) |
6A |
環境行動変容のための建築のアフォーダンスに関する研究-階段利用を促進させる建物エントランスのアフォーダンスに関する調査-
○ 青柳 光(九州大学 人間環境学府空間システム専攻 修士) |
7A |
日米の省エネ意識の比較-BECCにおける省エネ行動プログラムの動向を通じて-
○ 大石 幸奈(東京大学大学院 工学系研究科 修士) |
ポスター発表セッションB
1B |
環境意識と電力ピークシフト
○ 平湯 直子(武蔵野大学 経済学部 講師) |
2B |
東京都北区「ごみ減量モニタリング調査」から見るごみ削減に関する行動変容効果
○ 久松 裕子(東京家政大学 家政学部 助教) |
3B |
既存マンションにおける省エネルギーに関するアンケート調査結果
-家庭内における省エネルギー行動と意識に関する研究 その2- ○ 吉田 一居(東急不動産 次世代技術センター 上席研究員) |
4B |
既存マンションおけるエネルギー消費調査結果-家庭内における省エネルギ
ー行動と意識に関する研究 その3- ○ 阿部 寛人(東京都市大学大学院 環境情報学研究科 修士) |
5B |
1次エネルギー消費量の削減に効果的な省エネ給湯システムの検討
○ 辻 英之(東京ガス株式会社 リビングマーケティング部 商品開発グループ 統括) |
6B |
食生活における省エネ行動変容ステージモデルに応じた教育・支援策による行動変容効果
○ 赤石 記子(東京家政大学 家政学部 講師) |
7B |
『 省エネ行動スタートBOOK』を活用した授業実践
○ 岩瀬 正幸(共立女子大学 非常勤講師) |